引っかかった点
会社での貢献とは、業績を上げること。
しかし現実には、人は自分の殻に入り、他人を悪者にすることで自分を正当化する。
その結果、人間関係が悪化し、業績も下がる。
だからこそ、
リーダーは自分の殻から出て、生身の自分をさらすべきだ——
という主張。
最初の反応
リーダーは、部下のミスも自分のミスとして引き受ける。
理想のリーダー像だと思う。
自分の殻に閉じこもり、
部下に失敗を押し付けるよりは、よっぽど健全だ。
なぜ引っかかったか
本書では、
自分を正当化し、他者を悪者と断じる行為、
つまり「自分にうそをつく行為」を
「箱の中にいる」と表現している。
そして、
箱から出ることは良いことだ、という論調が続く。
確かに、人は自分の鏡だ、という考え方は理解できる。
自分の行動によって、相手の反応が変わるのも事実だ。
ただ——
それを無条件に良いものとして扱っていいのか、
そこに強い違和感が残った。
今の仮結論(暫定)
一見すると、とても立派で美しい理論だ。
だがこれは、明らかに自分を消耗させる。
そして、
悪意のある人間には、とことん利用される行動でもある。
組織の中で消耗しないためには、
「誠実さ」以前に、明確な線引きが必要だ。
その線引きを考えるという、
本来必要な知的労働を放棄した結果が、
0か100かの思考になる。
別に、状況によっては
「箱」に入ってもいい。
常に箱から出ている必要など、どこにもない。
行動・意識への接続(ひとつだけ)
責任の所在はどこにあるのか。
誰が、何の責任を負うのか。
ここを間違えると、人は確実に疲弊する。
正当化も、
他者を悪人と見なすことも、
無駄に責任を背負うことも、
すべては「場の状況」を正確に認識できていないことから起きる。
箱から出る前に、できることは一つだけ。
今しようとしている行為は、
誰が、何のために行うものなのか。
それを考えることだ。
保留メモ
0か100の思考ほど、恐ろしいものはない。
私はこの理論で、実際にひどく疲弊した。
「人は自分の鏡なのだから」と言い聞かせ、
自分を正当化せず、誠実に対応し続けた結果、
いいようにやられた経験がある。
誰もが「正しい」と思うことほど、
実は大いに危険なのかもしれない。
※ 本記事には Amazonアソシエイト・プログラム を利用したリンクを含みます。
リンク経由で商品を購入された場合、売上の一部が当ブログに還元されます。
ただし、紹介している書籍は私自身が実際に読み、ワークに使用しているものです。


コメント