蛮勇と臆病者|真の勇気で人生を切り拓く

心の戦略

蛮勇と臆病者|要約

  1. 人生の決断には二つのスタイルがある
    • 蛮勇の決断:見通しがなくても勢いで飛び込む。
    • 臆病者の戦略:失敗を前提に次善策を用意して安全に進む。
  2. 蛮勇の決断の例:大学受験
    • 群馬の実家を離れ、川越の予備校寮で浪人。
    • 精神安定剤を使うほど不安だったが、勢いで挑戦。
    • 結果、偏差値20以上アップで大学合格。
    • 蛮勇は成功も呼ぶが、常にリスクを伴う。
  3. 蛮勇が空回りした例:新卒就職
    • 無計画に不動産系コンサル会社に入社。
    • 環境に合わず精神を病み、半年以上窓際社員生活。
    • 勢いだけの決断は大きな犠牲を生む。
  4. 臆病者の戦略の例:自衛隊入隊
    • 武道経験や団体生活経験、体力を踏まえた選択。
    • 最悪の状況でも生き延びられる次善策を用意して挑戦。
    • 結果、環境に適応し、貴重な経験と自己成長を得た。
  5. 臆病者の戦略を実践する方法
    • 過去の成功・失敗体験を振り返る
    • 現状での最善策・次善策を整理
    • 小さく決断して試す
  6. 決断のタイミングと未来のシミュレーション
    • 決断した場合としない場合の未来を具体的に描く
    • 最悪でも耐えられるか、最高の未来が現状維持で得られるかを比較
    • 小さな行動で未来を検証する
  7. まとめ
    • 決断は障害物に直面したときに必要
    • 蛮勇と臆病者の戦略は共存可能
    • 過去の経験は未来の選択肢の資源
    • 小さく試して次善策を用意することで迷いを減らせる
    • 真の勇気は、事前に絵図を描き、コツコツ積み重ね、危険を避けつつ挑戦するこ

人生には避けられない障害がある。そのとき、現状を変える決断が求められる。

私は大きく分けて二つの決断スタイルがあると考えます。

  • 蛮勇の決断:見通しが立たなくても勢いで飛び込む。兵は拙速を尊ぶ。
  • 臆病者の戦略:失敗を前提に次善策を用意して、石橋を叩いて渡る。

以上の二つですが、大切なのはバランスです

偏った判断は失敗を招きやすい。蛮勇に過ぎても臆病すぎても、損失や苦痛が増えるだけです。重要なのは、決断した場合としない場合の自分をシミュレーションし、絶妙なタイミングで行動すること。これが「真の勇気」です。

そのことを次に書いてある私の過去の個人的な蛮勇的行動を例に、一緒に考えていけたらと思います。

私は群馬の実家を離れ、川越の予備校寮で勉強漬けの生活を送りました。一浪していたため、もう失敗できないぞという不安もありました。眠れず精神安定剤を処方してもらったこともあります。勢い任せの蛮勇でした。

決断した理由は、高校の先生の「本気で浪人するならば、群馬にいてはだめだ、大宮より東京に近いところに行かなくてはだめだ。」という言葉一つで、実家を出ることを決意しました。

結果は偏差値を20以上上げての大学合格という結果で終えましたが、蛮勇は必ずしも成功を保証するわけではありません。勢いだけで踏み込むことにはリスクがつきまといます。

現に、何も考えずに臨んだ現役受験は、惨憺たる結果でした。また、浪人をする費用は、両親に重くのしかかったことでしょう。

考えなしに行った決断で、大いなる犠牲を払いました。ただ、何とはなしに決断しても、その決断で大きく人生が変わったと私は思っています。費用は掛かったけど、両親は大学合格を大変に喜んでいました。そして私の人生の選択肢を大いに増えました。

不動産系コンサル会社に何も考えず入社した私は、環境に合わず精神を病みました。退職を決めることも容易ではなく、窓際社員として机を眺める日々が半年以上続きました。

ここでの蛮勇は、結果的に無駄な労力と苦痛を生むだけでした。

大学4年間で、天狗になった私は、体育会の伝手で何も考えずに、社長から「お前気に入った。内定をやるから来い」の一言で、就職を決めました。

明治大学卒業というカードは、一流大手企業にも入るチャンスがある新卒切符です。それを私はどぶに捨てたのです。一度、大学合格からの一般的な幸せな人生のレールに乗って両親も喜ばせたのに、人生のレールからあっという間に転がり落ちました。

あまりにも無計画、無関心、蛮勇が過ぎた結果、多くの犠牲を払いました。

退職後、自衛隊に入る決断をしたときは、少し違いました。勢いで飛び込む蛮勇もありましたが、自分の経験や適性を踏まえた選択でした。

  • 武道経験がある
  • 団体生活に慣れている
  • 体を鍛えることが好き

こうした条件を踏まえ、最悪の状況でも生き延びられる「次善策」を準備したうえで踏み出しました。これが臆病者の戦略です。

実際に、これは功を奏しました。精神が病んでいても腕立て200回を日課にしていた私ですから、自衛隊は実際に天国でした。なんせ、前の会社では睡眠時間を削られていましたから、睡眠とトレーニングの時間を与えてくれる陸上自衛隊は天国でした。

また、自分の本当の実力という物を教えてくれたのも、陸上自衛隊でした。

上には上がいる。どの分野にもプロフェッショナルがいる集団です。素晴らしい方々に揉まれて、貴重な経験ができたと思います。苦しい状況に敢えて身を置くことが訓練ですから、その訓練の一つ一つがのちに生きる糧となりました。

残念ながら、様々な考えから陸上自衛隊を去ることを決意しました。それはまた別の話です。

ただ、陸自の塀から出て、娑婆でまた挑戦する勇気を与えてくれた自衛隊には感謝しています。

だれもが、筋トレ大好きというわけではないと思います。

生き残るために、次の戦略を立てるために、自分は何だったら出来るのか、何だったら耐えられて、条件が良くてもやりたくないものなど、過去の自分から材料を探すことが大切です。

具体的に実践できるステップは次の通りです。

  1. 過去の成功体験を振り返る
    自分がうまくやれたこと、得意だったことを書き出す。
  2. 過去の失敗体験を振り返る
    失敗したとき、どこで選択を誤ったか分析する。
  3. 選択肢の裏付けを作る
    過去の経験をもとに、現状での最善策・次善策を整理する。
  4. 小さく決断して検証する
    大きな決断の前に、できる範囲で試してみる(短期イベント参加、少額投資、体験講座など)。

大切なのは、少し頑張ればできそうなものを探してみる事です。そして試してみることです。

決断のタイミングは、未来を具体的に描けるかがカギです。

  • 決断した場合の1年後、3年後の自分
  • 決断しなかった場合の1年後、3年後の自分

環境・感情・人間関係・スキル・経験を細かくイメージします。最悪でも耐えられるか、最高の未来が現状維持では得られないかを比較し、小さな行動で未来を検証します。

正直に言うと、私はこれが苦手です。だから私の行動は蛮勇寄りです。

でもこの絵図を書くことは本当に重要です。

思い切って決断して行動しがちな人は、2手3手先を読むにはどうしたらよいのか考える癖をつけると人生のステージが大きく上がると思います。

  • 決断は、障害物が現れたときに必要になる
  • 蛮勇と臆病者の戦略は共存できる
  • 過去の経験は、現在の選択肢を作る重要な資源
  • 小さく決断し、次善策を用意することで迷いを減らせる

「臆病者の戦略」は、無理に大胆に飛び込む蛮勇だけではなく、経験を裏付けにして安全に進む方法です。これを身につけることで、迷いなく、着実に人生を切り拓けます。

また、ひっくり返すようなことを言いますが、大きく変わると書いて「大変」です。

蛮勇にのめり込みすぎて、将来の絵図が書けないから、決断をして「大変」な思いをすることになります。

視野を広く持って、事前に絵図をしっかり描いて、コツコツと積み重ねること、事前に障害を避け、「大変」がない様に、振舞うことが本当の勇気なのかもしれません。

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