肩こり腰痛改善で一番大事なことは、肩甲骨を良く動く状態にしておく事です。
「肩甲骨」の事をあなたは理解していますか?
「肩甲骨」を理解すれば、姿勢は良くなり、体の動きも良くなり、腰痛や肩こりの改善にもつながります。
特に肩こり、四十肩や五十肩(二者は同じようなものですが)でお悩みの方は、「肩甲骨」を理解するだけで改善につながるかもしれません。
この記事は以下の様に論を進めます。
- 肩甲骨ってなに?
- 肩甲骨から肩を考える
- 肩甲骨の位置が姿勢に与える影響とは
良かったらぜひぜひご一読ください。
肩甲骨ってなに?
「肩甲骨」は、背中についているこの骨です。
この骨は、胸郭(肋骨とか胸周りの骨)には直接つながっていなくて、鎖骨としか繋がっていません。
その不安定な肩甲骨に腕の骨である上腕骨が繋がっています。
肩甲骨は、鎖骨としか繋がっておらず、代わりに上半身のほとんどの筋肉と強固につながってます。
なので、肩甲骨は鎖骨が許す範囲で非常にいろいろな場所に移動することができます。
上腕骨は、肩甲骨に球体のようなジョイント部分で繋がっているので、上腕骨はそもそも可動域がすごいのですが、肩甲骨の動きが加わるともっともっと動きます。
結論として、肩甲骨は、腕の根っこ部分です。
逆に言えば、肩甲骨が動かなければ、腕は本来の可動域より狭い範囲でしか動かず、姿勢にも悪影響を与えます。
肩甲骨は、体の動きに関して非常に重要な部位の一つと言えます。
肩甲骨から肩を考える
「肩」とはなにかを考えます。
一般的に「肩」と言えば、この部分だと思います。
しかしながら、肩甲骨を中心に「肩」の動きを出す部位を考えると「肩」と言われる部位は、うでの骨(上腕骨)と肩甲骨の関係する場所であると考えられます。
さらに、肩甲骨が動くために関係する筋肉を考えると腹筋を除くほぼすべての上半身の筋肉が関係しているため、肩は上半身のみぞおちの上からすべて「肩」だと言っても過言ではないでしょう。
「身体」の「要」と書く「腰」が体全体の成績表だとすれば、肩は「上半身」の成績表と言えるかもしれません。
肩甲骨が姿勢に与える影響とは
肩甲骨は、一般的に横軸であれば成人男性であれば背骨から7㎝、成人女性では5㎝程度離れた状態に位置すると良い状態と言われています。
縦軸で言えば、いかり肩になっていない状態が良いでしょう。
横軸での基準より背骨からの間隔が広ければ猫背に、狭ければ反り腰になりやすくなります。
ずっと肩甲骨を良い状態に保つのが良いのはもちろんですが、それよりも肩甲骨が良く動くことの方が大切です。
今の世の中ではデスクワークやスマートフォンを見ている時間が長く、胸の筋肉やわきの筋肉が固くなり、肩甲骨が前にででしまっている状態が日常の大半を占めます。
それが悪い状態であると自覚して、肩甲骨の位置と可動域を定期的に確認するのが良いでしょう。
肩甲骨の位置が良く、可動域も取れているならば、動かしてあげれば肩こりや腰痛の改善につながります。
良い姿勢を保つことによって、体幹も鍛えられます。
肩甲骨は、腕の根っこであり、姿勢のかなめであることを意識して生活すれば、「生活の負の螺旋」から脱出して健康的でポジティブな生活の助けになるでしょう。
ぜひ、上半身の重要な司令官「肩甲骨」と日々向き合うようにしてみてください。
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